2-A16 ボタンひとつで3Dプリントが体験できるシステムの提案と運用
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2-A16 ボタンひとつで3Dプリントが体験できるシステムの提案と運用
高橋 治輝(立命館大学),臼井 義人(立命館大学),松村 耕平(立命館大学)
新しい技術を人に使ってもらうことは難しい.ましてや研究段階のシステムとなるとなおさらである.本稿では,3Dプリンタに興味のない人たちに3Dプリントを体験させることを目的として,簡単なボタン操作のみで3Dプリンタのすべての工程を体験可能なシステムを提案する.ボタンを押すことで3Dプリンタは自動で造形を開始し,造形中の造形速度を変化させる.システムを1ヶ月間に渡って運用したところ,オペレータ不在の状態であるにも関わらず166回の造形が行われた.また,体験者へのインタビューからシステムによって3Dプリンタに関する理解や興味が深まったことが示された.